Unity-Admob（広告）の導入方法

Unityで作ったゲーム（アプリ）に広告を導入する時に一番選ばれている方法としてGoogleのAdmobが挙げられます。広告を表示したいならとりあえずAdmobを導入しておけば問題ないと思います。

今回の記事ではAdmobの導入手順をご説明します。

Admobを導入するにあたって概ねこちらの手順で進めていきます。

Admobにアプリの登録を行う

アプリ→アプリを追加

AndroidかiOSのどちらかを選択

アプリストアに未登録の場合は「いいえ」を選択して「次へ」

アプリ名を決めて、「アプリを追加」ボタンをクリック

追加したら下記の画面になります。「完了」でアプリの追加が終わりです。

Admobのパッケージをダウンロードする

パッケージのダウンロードはこちらです。

基本的に最新バージョンをダウンロードすればいいです。

Unityにインポートする

Assets -> Import Package -> Custom Package…の順をクリック

先程ダウンロードしたパッケージを選択してインポートする

「API Update Required」出たら「I Made a Backup. Go Ahead!」をクリックして先を進もう

インポートしたらこうなる

AdmobのアプリIDをUnityで設定する

Assets -> Google Mobile Ads -> Settings…の順でクリック

SettingsをクリックするとGoogleMobileAdsSettingsというファイルが作成されるので、
選択してアプリIDを入れていきます。

App IDはAdmobのアプリ設定ページにあります。

アプリ -> すべてのアプリを表示を選択する

アプリIDのところをクリックするとコピーできます。
コピーしたIDをGoogleMobileAdsSettingsのところに入れていけばいいです。

コードを書く

広告の種類

• バナー
• インタースティシャル
• リワードインタースティシャル
• リワード
• ネイティブアドバンス
• アプリ起動

インタースティシャルを例にやっていきます。

とりあえずコード

using System;
using GoogleMobileAds.Api;

public sealed class AdmobUtility : SingletonMonoBehaviour<AdmobUtility>
{
#if UNITY_ANDROID
    public readonly string adUnitId = "ca-app-pub-3940256099942544/1033173712";
#elif UNITY_IPHONE
    public readonly string adUnitId = "ca-app-pub-3940256099942544/4411468910";
#else
    public readonly string adUnitId = "unexpected_platform";
#endif

    bool isInitialized = false;
    InterstitialAd interstitial;

    public void InitializeAdmob()
    {
        if (isInitialized) return;
        // Initialize the Google Mobile Ads SDK.
        MobileAds.Initialize(initStatus => { isInitialized = true; });
    }

    public void RequestInterstitial()
    {
        // Initialize an InterstitialAd.
        interstitial = new InterstitialAd(adUnitId);

        // Called when an ad request has successfully loaded.
        interstitial.OnAdLoaded += HandleOnAdLoaded;
        // Called when an ad request failed to load.
        interstitial.OnAdFailedToLoad += HandleOnAdFailedToLoad;
        // Called when an ad is shown.
        interstitial.OnAdOpening += HandleOnAdOpened;
        // Called when the ad is closed.
        interstitial.OnAdClosed += HandleOnAdClosed;
        // Called when the ad click caused the user to leave the application.
        //interstitial.OnAdLeavingApplication += HandleOnAdLeavingApplication;

        // Create an empty ad request.
        AdRequest request = new AdRequest.Builder().Build();
        // Load the interstitial with the request.
        interstitial.LoadAd(request);
    }

    public void Show()
    {
        if (interstitial.IsLoaded())
        {
            interstitial.Show();
        }
    }

    public void Destroy()
    {
        if (interstitial.IsLoaded())
        {
            interstitial.Destroy();
        }
    }

    public void HandleOnAdLoaded(object sender, EventArgs args)
    {

    }

    public void HandleOnAdFailedToLoad(object sender, AdFailedToLoadEventArgs args)
    {

    }

    public void HandleOnAdOpened(object sender, EventArgs args)
    {

    }

    public void HandleOnAdClosed(object sender, EventArgs args)
    {
        
    }

    public void HandleOnAdLeavingApplication(object sender, EventArgs args)
    {

    }
}

adUnitIdはテスト用のIDになっています。

リリースしたアプリの場合は本番のIDで上書きし忘れないでください。

InitializeAdmob()はアプリ起動中に一回だけ呼んであげる必要があります。

RequestInterstitial()、Show()、Destroy()は広告を表示するたびにセットで呼ぶ必要があります。

インタースティシャル広告は基本的にシーン遷移のタイミングで表示するものなので、例えばゲームオーバー、ゲームクリアした時に呼び出して表示するなど

それ以外の詳細情報は公式ドキュメントもご確認いただけます！

超重要！app-ads.txtの設定！

app-ads.txtをちゃんと設定しないと広告が表示されない可能性があるので、しっかり設定するようにしましょう。

• 上記の手順に従ってコードスニペットをコピーしてください。
• app-ads.txtファイルを作ってコピーしたコードをそのまま貼り付けて保存。
• 作成したapp-ads.txt をデベロッパー ウェブサイトのルートに設置。（例: sampledomain.com/app-ads.txt）
  • App Store Connectの「マーケティングURL」の設定がデベロッパー ウェブサイトのルートと一致しないといけません。つまりマーケティングURL/app-ads.txt。

終わりに

AdMobは個人アプリ制作者にとって重要な収入源の一つなので、アプリをリリースしたら是非設定したいですね！

今回はAdMobの導入方法について解説しました。

少しでもお役に立てれば嬉しいです。

では！