Unity-iOSアプリのリリース手順

Unity

Unityにて各種情報の設定

まずは以下の項目はちゃんと設定しているかを確認しましょう。

  • Company Name
  • Product Name
  • Version
  • Default Icon
  • Orientation

Edit -> Project Settings… -> Player

Company Nameは会社の名前でお好きな名前で設定しましょう。

Product Nameはアプリ名になります。英語でも、日本語でも可

Versionはデフォルトのままか。1.0.0とか、今後の運用方法次第でルールを決めましょう。

Default Iconはアプリのアイコンになるので、とりあえず「512 × 512」サイズのものを用意しましょう。

Orientationはアプリは端末が縦持ちか横持ちかの設定になります。

Edit -> Project Settings… -> Player -> Resolution and Presentationタブ

横持ちのアプリであれば、Landscape LeftLandscape Right

縦持ちのアプリはPortraitPortrait Upside Downを選択するようにしましょう。

Company NameとProduct Nameを設定するとBundle Identifierは自動的に設定されるようになります。Bundle Identifierはすべてのアプリで一意になります。Product Nameは日本語で設定した場合はOverride Default Bundle Identifierのチェックを入れて手動で設定するようにしましょう。

com.〇〇Company Name.〇〇Product Name

Edit -> Project Settings… -> Player -> Other Settingsタブ

Apple Developerにてidentifiersの登録

Apple Developerへアクセス。

アカウントをクリック。

Certificates, IDs & Profilesをクリック。

Identifiersをクリック。

Identifiers ボタンをクリック。

App IDsを選択してContinueをクリック。

Appを選択してContinueをクリック。

DescriptionBundle IDを入力してContinueをクリック。

Descriptionは説明文でなにか適当に入れるように

Bundle IDExplicitを選択してBundle Identifierを入れるようにしましょう。

入力内容を確認してRegisterをクリック。

App Store ConnectでAppを追加

App Store Connect

Appを追加

」ボタンか「Appを追加」ボタンをクリック。

プラットフォームはスマホ向けならiOSを選択

名前はアプリ名

プライマリ言語は日本語を選択

バンドルIDはBundle Identifierを選択

SKUはAPPの固有ID。他と被らない覚えやすいIDを入れるようにしましょう。

ユーザアクセスはApp Store ConnectでAppを閲覧できるユーザーを限定するらしいですが、後でテスターさんを追加する場合、ロールによって見れる範囲がこれにより変わるかもしれない。

とりあえず自分はアクセス制限なしを選択しました。

XcodeでArchiveの作成

Archiveを作る前に以下の設定を確認しましょう。

Info -> Custom iOS Target Properties

  • Localization native development region → Japan
  • Bundle display name → アプリ名

Bundle display nameはインストール後のアプリアイコンの下に表示されるアプリ名になります。デフォルトではUnityのProduct Nameになっているなら、必ずアプリ名に修正してください。

後でApple Store Connectにてストアで表示するアプリ名を記入するところがありますが、この両方のアプリ名が同じか、似せる必要があります。

そうしないとリジェクトを喰らいます。(私は実際に喰らいました)
要はストアでのアプリ名とダウンロード後のアプリ名が違うと、ユーザーが混乱してしまうので同じようにしなさいとのこと。

設定したらいよいよArchiveの作成です。

Product -> Archive

Validate App

しばらくすると下記の画面が表示されます。

まず「Validate App」を実行します。
しばらく画像に従ってやってみてください。
基本はデフォルトのままで良いかと思います。

Distribute App

続いてDistribute Appを実行します。

画像に従って進めてください。
基本はデフォルトのままで良いかと思います。

App “○○” successfully uploadedになったら成功です。

しばらく待つと(10〜15分)アップロード完了のメールが飛んできます。

アップロード完了メール

App Store Connectにて各種情報の登録

アップロードを待っている間に必要な情報をどんどん埋めていきましょう

スクリーンショットの追加

スクリーンショットの追加ですが、それぞれ6.5インチ、5.5イチンと12.9インチのスクリーンショットを用意する必要があります。
スクリーンショット仕様の詳細を御覧ください。

スクリーンショットの作成は割と面倒くさいです。それぞれの端末を用意するのは中々難しいし、ちょっと加工したい場合でも時間が掛かったりします。そこでちょっとお金かかりますが、スクリーンショットをカッコよく仕上げてくれるアセット「Ultimate Screenshot Creator」をおすすめしたい。

Ultimate Screenshot CreatorはApp Store Connectで必要なスクリーンショットのプリセットがすべて用意されています。

App Store Connectで必要なプリセットが最初から用意されています。

更にゲームロゴやコピーライトを追加したり、ローカライズをしたり、スクリーンショットを作る上で便利な機能が揃っています。詳しい使い方はこちらの記事でまとめています。

プロモーション用テキストはキャンペーンなどで購買訴求を行ったり、新しい機能を紹介したりする時に使うので、最初のリリース審査では必要ありません。

概要はアプリの内容を簡単に説明、アピールするための文書を書きましょう。

キーワードはユーザーがストアで検索する時にヒットしやすいようなキーワードを入れましょう。
(例:アクションゲーム、2Dアクションゲームなど)

サポートURLは自分のサイトお持ちの場合はお問い合わせページのURLを入れましょう。お持ちでない場合はFacebookやTwitterなどのURLでもいけるみたいですが試したことがないので定かではありません。

マーケティングURLはオプションなので、ひとまずなしで良さそうです。AdMobを導入したい方は、必ず設定するようにしてください!設定しないと、AdMobでの広告は表示できない場合があるのでご注意ください。
AdMobの設定はこちらの記事で解説しています。

バージョンは最初なので1.0のままでいいです。

著作権は「リリース年 + 組織名(または個人名)」を入れておけば良さそうです。
(例:2022 組織名)

ルーティングAppカバレッジファイルはオプションだし、というかよく分からないので、スキップ。

上記でご紹介した各項目の公式の説明はこちらをご確認ください。

ビルドの追加

」ボタンか「Appを提出する前にビルドを選択してください。」をクリックしてArchiveしたビルドを選択してください。

アプリの更新でArchiveを作り直した場合は基本的に最新のビルドを選択するようにしましょう。

輸出コンプライアンス情報

ビルドを追加するたびに「輸出コンプライアンス情報」の設定が求められます。

輸出コンプライアンスは暗号化関連の実装はされているかなどの確認です。自分のアプリの現状に合わせて設定していきましょう。

App Reviewに関する情報

携帯番号は+81から入力するようにしましょう。(※+81は日本の国番号です)

メモと添付ファイルはとりあえず空欄でOK。
※レビューしてもらうための補足情報として入れる必要がある場合は入れましょう。

バージョンのリリース

こちらの項目レビュー通過後、自動でリリースするか、手動でリリースするかの設定になっています。

私はチキンなのでとりあえず手動でリリースするように設定しました。

App情報

ローカライズ可能な情報

名前はアプリを入れましょう。

サブタイトルはキャッチコピー的な位置づけでしょうか?
アプリ名の下に表示されます。

一般情報

カテゴリはアプリのカテゴリを選択しましょう。

コンテンツ配信権は例えば、Google AdMobなどサードパーティ製のサービスを使っているのであれば「はい」を選択しましょう。

年齢制限指定はアプリの年齢制限の設定を行います。
アンケート式になっていますので、自分のアプリに合わせて入れていきましょう。

使用許諾契約はデフォルトのままで良さそうです。

価格および配信状況

価格表

価格の選択及び、その価格は何時から何時まで適用されるかの設定を行います。

税金カテゴリ

適切なカテゴリを設定しましょう。

予約注文

個人開発は基本的にチェックなし(デフォルト)でいいと思います。

配信可否

デフォルトのままでいいと思います。

Appleシリコン搭載のMacでのiPhoneおよびiPad用のApp

アプリはMac App Storeでも配信するかの設定ですが、必要に応じて選択しましょう。
私は外しました。

Appの配信方法

デフォルトでいいと思います。

Appのプライバシー

プライバシーポリシーURLの設定は自分のサイトお持ちの場合はサイトのプライバシーポリシーのURLを指定しましょう。

お持ちでない場合はサポートURLで説明したようにしてみましょう。

データタイプはAppからユーザーのプライバシーに関する情報を収集する機構があるかないかで設定するようにしましょう。

最後に「公開」しましょう。

公開しないと審査提出できないのでご注意ください。

すべて設定終わったら審査提出しよう

審査用に追加」→「App Reviewに提出」順にクリック。

しばらくしたらメールが飛んできます。

審査が通った場合は以下のメールが飛んできます。

Pending Developer Releaseの状態になったら後はApp Store Connectにて「このバージョンをリリース」を押すだけ!

押したら24時間に以内にストアに並ぶようになります。

終わりに

以上でiOSのリリース手順を説明してみました。
長々とお疲れさまでした。
少しでも役に立つと嬉しいです。

やってみると結構大変でしたね。
分からないこともまだまだ沢山あります。
今後、また何かありましたら更新していきたいと思います。

では!

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